夕焼けに染まった帰り道。いつもと変わらない景色に、私は自然と笑顔になっていた。 「そういえば、蒼空」 「ん?」 「昨日言ってた話ってなに?」 蒼空は少しだけ目を見開いた。 「あー……」 「ずっと気になってたんだからね!」 「うん。そうだよな」 ちょうど信号は赤。 蒼空は立ち止まり、私の方を向いた。 「美月、俺さ……」 その表情が、いつもより真剣で。 私も思わず、足を止めた。 「なに?」 蒼空は何かを言いかけて、ゆっくりと口を開いた。 「俺、実は――」