『君が死ぬ7日前、何度でも君に恋をする』



昼休み。

四人で机を囲んで、お弁当を食べた。

「夏休み、あと少しだね!」

莉子が言った。

「海も花火もあるし、楽しみすぎる!」

「俺、花火大会の日は浴衣着るわ」

陸が言う。

「えっ、陸が?」

蒼空が笑った。

「なんだよ、その反応!」

「いや、似合わなそうだなって」

「お前、あとで覚えとけよ!」

みんなで笑った。

私は卵焼きを一つ、蒼空のお弁当に入れた。

「はい、あげる」

「いいの?」

「うん」

「ありがと」

蒼空は嬉しそうに食べた。

「美月ママの卵焼き、好きなんだよな」

「……もう一個いる?」

「いる」

「ふふ、はい」

そんな会話をしながら、私は思った。

この時間が、ずっと続けばいいのに。

蒼空と、莉子と、陸と。

いつまでも、こうして笑っていたい。