午前中の授業は、あっという間に過ぎていった。 数学の授業中、蒼空がノートの端に何かを書いて、私の机に滑らせてきた。 『今日の放課後、時間結構貰っちゃうんだけど大丈夫?』 私はすぐに返事を書いた。 『何時まででも!』 蒼空がそれを読んで、ふっと笑った。 また、何かを言いかけているような顔。 けれど、先生に当てられてしまい、会話はそこで終わった。