『君が死ぬ7日前、何度でも君に恋をする』



「美月、おはよ」

家を出ると、蒼空がいつもの場所で待っていた。

「おはよ!」

「今日、なんか機嫌よくない?」

「そう?」

「めっちゃ笑ってる」

「蒼空に会えたから!」

そう言うと、蒼空は一瞬だけ目を丸くした。

「……朝からそういうこと言うなよ」

「なんで?」

「恥ずかしいだろ」

照れくさそうに笑う蒼空。

私はその手を取った。

「ねえ、昨日の話ってなに?」

「ん?」

「話したいことあるって言ってたじゃん」

「ああ……」

蒼空は少しだけ考えてから、私の顔を見た。

「学校終わってからな」

「えー、気になる!」

「もうちょっと待って」

「絶対だよ?」

「うん。絶対」

蒼空は小指を差し出した。

私は笑って、その小指に自分の小指を絡める。

「約束!」

「約束」

二人で笑いながら、学校へ向かった。