『君が死ぬ7日前、何度でも君に恋をする』



事故が起きた日の、放課後。

私はいつものように、蒼空の席の隣に立っていた。


「蒼空、帰ろ」


鞄を肩にかけながら声をかけると、蒼空は机の上に広げていたプリントから顔を上げた。



「あ、ごめん。今日、委員会あるんだった」



「えー、また?」



「今日中に終わらせなきゃいけないらしくてさ」



蒼空は申し訳なさそうに笑った。



「悪い。先帰ってて」



「……わかった」



ほんの少しだけ、つまらなかった。


だって、いつも一緒に帰っていたから。
小さい頃から、ずっと。

学校が終われば一緒に帰って、くだらない話をして、気づけば家の前に着いている。


それが、私たちの当たり前だった。



「じゃあ、また明日ね」



私がそう言うと、蒼空は笑った。



「うん。また明日」