「ねえ、夏休みの予定、ちゃんと決めようよ!」 莉子がスマホを取り出す。 「海の日は決まったけど、ほかにも遊びたい!」 「カラオケ行こうぜ!」 陸が手を挙げる。 「あと、花火大会!」 私が言うと、蒼空がうなずいた。 「いいじゃん。みんなで行こう」 「絶対ね!」 私は蒼空の顔を見た。 「蒼空も来るんだよ?」 「行くって」 「約束!」 「はいはい、約束」 蒼空が笑った。 その笑顔を見て、私は胸の奥が温かくなった。 よかった。 まだ、こうして笑っていられる。