蒼空が死んだのは、三日前。 学校からの帰り道、交差点で起きた交通事故だった。 信号が変わるのを待っていた蒼空に、車が突っ込んだ。 私は、その場にいなかった。 たったそれだけのことが、今でも悔しくてたまらない。 もし、あの日。 もし、私が一緒に帰っていたら。 もし、もっと早く蒼空に会いに行っていたら。 もし、あのとき、あんなことを言わなければ。 何度考えても、答えは出なかった。 ただ、ひとつだけ。 最後に蒼空と交わした言葉が、ずっと頭から離れない。