『君が死ぬ7日前、何度でも君に恋をする』



帰り道。

「今日、楽しかったね!」

私が言うと、莉子が頷いた。

「うん!海もますます楽しみ!」

「俺、浮き輪買っとくわ!」

陸が言った。

「シャチのやつな!」

「本当に買うの?」

「もちろん!」

蒼空が笑いながら言った。

「じゃあ、俺も何か持ってくか」

「おっ、蒼空もやる気じゃん!」

「うるせえ」

陸が蒼空の肩に腕を回した。

「夏休み、楽しもうぜ!」

「はいはい」

「返事が適当!」

莉子が笑った。

私も笑いながら、蒼空の隣を歩いた。

駅前で陸と莉子がそれぞれ別の道に曲がる。

「じゃあな、蒼空!美月ちゃん!」

「また明日ねー!」

「うん! また明日!」

二人を見送ると、蒼空が私の手を握った。

「帰ろっか」