帰り道。
「今日、楽しかったね!」
私が言うと、莉子が頷いた。
「うん!海もますます楽しみ!」
「俺、浮き輪買っとくわ!」
陸が言った。
「シャチのやつな!」
「本当に買うの?」
「もちろん!」
蒼空が笑いながら言った。
「じゃあ、俺も何か持ってくか」
「おっ、蒼空もやる気じゃん!」
「うるせえ」
陸が蒼空の肩に腕を回した。
「夏休み、楽しもうぜ!」
「はいはい」
「返事が適当!」
莉子が笑った。
私も笑いながら、蒼空の隣を歩いた。
駅前で陸と莉子がそれぞれ別の道に曲がる。
「じゃあな、蒼空!美月ちゃん!」
「また明日ねー!」
「うん! また明日!」
二人を見送ると、蒼空が私の手を握った。
「帰ろっか」

