「ねえ、美月!私たちも勝負しようよ!」
「いいね!」
「負けた方、アイスおごりね!」
「えー! それは嫌!」
「じゃあ絶対勝つしかないね!」
二人で笑い合った。
ゲームセンターに着くと、陸が真っ先にカーレースの前に走っていった。
「見てろよ! 俺の本気!」
「うるせえ、集中できねえだろ!」
蒼空が笑いながら隣に立つ。
私は莉子と並んで、二人のプレイを見ていた。
「陸くん、上手!」
莉子が声を上げる。
「だろ!?」
陸が得意げに振り返った瞬間、車は白いガードレールに衝突した。
「あっ!」
蒼空が吹き出した。
「お前、今事故っただろ!」
「うるせえ!話しかけんな!」
「自分で振り返ったんだろ!」
私はお腹を抱えて笑った。
「陸、頑張ってー!」
「美月ちゃんまで!」
ゲームが終わると、結局蒼空が勝った。
「よっしゃ!ジュースな!」
蒼空が笑う。
「くそー!」
陸が悔しそうに頭を抱えた。
「次は絶対勝つ!」
「はいはい」
「次こそだぞ!」
四人で笑いながら、ゲームセンターを出た。

