『君が死ぬ7日前、何度でも君に恋をする』



教室に入ると、莉子がこちらに気づいて手を振った。

「おはよー! 美月!」

「莉子、おはよ!」

「って、また二人で登校?」

莉子は私と蒼空を交互に見て、にやりと笑った。

「ほんっと仲いいよねえ」

「なにそれ。普通でしょ?」

「はいはい、普通ね」

「莉子!」

蒼空は苦笑しながら、自分の席に向かった。

莉子が私の腕を引っ張る。

「ねえねえ、昨日なんかあった?」

「え? なんで?」

「いや、なんか今日めっちゃ機嫌よくない?」

「そう?」

「うん。顔がにやけてる」

「にやけてない!」

「にやけてるって!」

二人で笑い合っていると、隣の席から蒼空が振り返った。

「お前ら、朝からうるさい」

「蒼空が宿題見せてくれないから!」

「見せるって言っただろ」

莉子が呆れたようにため息をついた。

「美月、蒼空に甘やかされすぎ」

「えへへ」

「褒めてないからね?」

教室に笑い声が広がった。