コンビニに着くと、私はアイスのケースの前で立ち止まった。
「どれにしようかなー」
「好きなの選びな」
「ほんと?」
「うん」
「じゃあ、これ!」
私が選んだのは、チョコレートのアイスだった。
蒼空は隣で、バニラのアイスを手に取った。
「蒼空、それ好きだよね」
「うん。うまいから」
「一口ちょうだい」
「自分のあるだろ」
「いいじゃん!」
「しょうがないな」
お店を出て、近くのベンチに座った。
私は自分のアイスを一口食べて、思わず目を輝かせた。
「おいしい!」
「よかったな」
「蒼空も一口食べる?」
「ん、もらう」
私がアイスを差し出すと、蒼空は私と同じところを一口食べた。
そんなことに、胸がトクンと鳴った。
「うま」
「でしょ!」
「俺のも食べていいよ」
「やった!」
蒼空のかじった所とは反対の所を小さくかじると、バニラの甘さが口いっぱいに広がった。
「やっぱりバニラもおいしい」
「だろ?」
「次はバニラにしようかな」
「じゃあ、またアイス買わないとな」
「うん!」
そんな小さな約束をして、二人で笑った。

