その瞬間、遠くで花火が上がった。 大きな音とともに、夜空に花が咲く。 赤。 青。 金色。 蒼空と一緒に見たかった景色。 私は涙を拭い、笑った。 「……来年も、また来るね」 返事はない。 それでも、私はもう一度、空を見上げた。