『君が死ぬ7日前、何度でも君に恋をする』



「……私だって、蒼空がよかったよ」

手紙を握りしめ、声を上げて泣いた。

「ほかの誰でもなくて……蒼空がよかったのに……!」

涙が便箋に落ちる。

文字が滲んでしまわないように、私は慌てて手紙を離した。

こんなに泣いているのに。

こんなに苦しいのに。

それでも、手紙の最後に書かれた言葉が、胸に残っていた。

――美月が笑っていてくれますように。

私は何度も、何度も、その一文を読み返した。

そして、ゆっくりと顔を上げた。

窓の外には、夏の青空が広がっていた。

「……蒼空」

小さく名前を呼ぶ。

「私、幸せになるね」

涙を拭った。

「でも、忘れないから」