『君が死ぬ7日前、何度でも君に恋をする』



最後の一行を読み終えた瞬間、私は手紙を胸に抱きしめた。

「……ばか」

涙が止まらなかった。

「蒼空のばか……!」

どうして。

どうして、こんな大切なことを一人で抱えていたの。

どうして、私に何も言ってくれなかったの。

どうして。

どうして、そんなに優しいことばかり言うの。

私だって。

私だって、蒼空と結婚したかった。

蒼空と同じ家に帰って。

蒼空の隣で朝を迎えて。

くだらないことで喧嘩して、仲直りして。

いつか二人で、家族になりたかった。

子どもが生まれたら、蒼空に似て優しい子になってほしいって。

そんな未来を、何度も想像した。

でも、その未来はもう来ない。

どれだけ願っても。

何度やり直しても。

もう、蒼空には会えない。