放課後
帰りのホームルームが終わると、蒼空は机の上のプリントをまとめ始めた。
「あ、そうだ。美月」
「なに?」
「今日、委員会あるんだった」
「えー、そうなの?」
「うん。すっかり忘れてた」
蒼空は困ったように笑った。
「ごめん。ちょっと待たせるかも」
「いいよ。私も待ってる」
「ほんと? 結構かかるかもしれないけど」
「うん。どうせ帰っても暇だし」
「じゃあ、終わったら連絡する」
「はーい」
私は鞄を肩にかけた。
「頑張ってね、委員会」
「おう。美月も先に帰りたくなったら帰っていいからな」
「わかったー」
「絶対わかってないだろ」
「えへへ」
蒼空は呆れたように笑った。
その顔がおかしくて、私もつられて笑った。
「じゃあ、またあとでね」
「うん!」

