お墓に着くと、そこにはすでに莉子と陸がいた。
「美月!」
莉子が私に気づき、駆け寄ってくる。
「おはよう」
「おはよう。暑かったでしょ?」
「うん、ちょっとね」
陸が持っていた花束を私に見せた。
「蒼空の好きだった花、買ってきたぞ」
「ありがとう」
私は花束を受け取り、蒼空の墓前にそっと供えた。
白い花と、黄色い花。
蒼空ならきっと、花よりアイスのほうがよかったなんて言いそうだ。
そう考えると、少しだけ笑ってしまった。
「……蒼空、みんなで来たよ」
手を合わせる。
目を閉じると、彼の笑顔が浮かんだ。

