美月が笑ってくれるだけで、明日も生きたいと思えた。 もっと一緒にいたい。 もっとたくさんの景色を見たい。 来年の夏も、その次の夏も。 美月の隣にいたかった。 本当は、ずっと。 美月と結婚して、同じ家に帰って、何年経ってもくだらないことで笑い合って。 そんな未来を、何度も想像していた。 けれど、その未来が俺には届かないかもしれないことも、わかっていた。 机の上に置いた便箋を見つめる。 美月に伝えたいことは、たくさんある。