「……私、忘れないよ」 あなたと過ごした時間を。 あなたが私を好きだと言ってくれたことを。 何度生まれ変わっても、私を守ろうとしてくれたことを。 全部、全部。 「だから……」 空を見上げる。 「だから、見ててね」 涙を拭った。 「私、ちゃんと生きるから」 蒼空がいない世界で。 蒼空と過ごした時間を抱きしめながら。 それでも、前を向いて。 私は一歩、歩き出した。