『君が死ぬ7日前、何度でも君に恋をする』



病院の白い天井を、私はぼんやりと見つめていた。

蒼空は、病院に着く前に亡くなったと告げられた。

心臓の病気が、急激に悪化したのだという。

事故に遭わなくても。

あの交差点を通らなくても。

私は、蒼空を救えなかった。

ベッドの上で、私は腕時計を見た。

針は、午後5時37分で止まっていた。

蒼空が最後に、私の手を握ろうとしてくれた時間。

私は時計を胸に抱きしめた。

「……どうして」

何度も、何度も呟いた。

「どうして、蒼空なの……?」