「……美月」 「なに? どうしたの?」 「ごめん……」 「謝らないで!」 涙が溢れてくる。 「お願いだから、謝らないで……!」 蒼空は苦しそうに笑った。 「……俺、今日、ちゃんと話すつもりだったんだ」 「何を……?」 「美月に……」 その瞬間、彼の身体が大きく揺れた。 「蒼空!」 私は彼を抱きしめた。 「嫌だ……!お願い、蒼空!」 スマホを握る手が震える。 救急車。 早く。 早くしないと。 何度も繰り返した。 何度も救おうとした。 それなのに。 どうして。 どうして、また。