『君が死ぬ7日前、何度でも君に恋をする』



私たちは学校を出た。

いつもの帰り道。

何度も歩いた道。

だけど、今日はいつもと違う道を選ぶ。

あの交差点を通らないように。

事故が起きた場所を避けるように。

「こっちから帰ろう」

私は蒼空の手を引いた。

「いいけど、遠回りになるぞ?」

「いいの」

彼は少し不思議そうにしながらも、何も言わずに私についてきた。

これで大丈夫。

今までとは違う道を選んだ。

これなら、きっと。

そう思った瞬間だった。

「……っ」

蒼空が突然、足を止めた。

「蒼空?」

振り返ると、彼は胸元を押さえていた。

顔から血の気が引いている。

「蒼空!?」

「大丈夫……ちょっと、息が……」

声が震えていた。

私は慌てて彼の肩を支えた。

「座ろう!ねえ、座って!」

近くのベンチに蒼空を座らせる。

彼は苦しそうに息をしていた。

何度も、何度も。

「蒼空、救急車呼ぶから!」

スマホを取り出そうとすると、彼が私の手を掴んだ。