『君が死ぬ7日前、何度でも君に恋をする』



終わりのホームルームが終わると、蒼空が私の机までやってきた。

「美月、先に帰ってていいぞ」

「え?」

「委員会、すぐ終わるから。終わったら連絡する」

私は首を横に振った。

「待ってる」

「でも、時間かかるかもしれないぞ」

「待ってるって決めたの」

蒼空は少しだけ困った顔をした。

そして、私の頭を撫でた。

「……わかった。じゃあ、終わったら一緒に帰ろう」

「うん」

彼は教室を出ていく。

私はその背中を、ずっと見つめていた。

これまでの時間でも、私はこうして彼を待っていた。

そして、彼が戻ってきて。

いつものように笑って。

そのまま、一緒に帰った。

何も変わらないはずだった。

けれど、今日は違う。

私たちは、今日何が起こるのかを知っている。

だからこそ、絶対に変えてみせる。

私はスマホを握りしめた。