『君が死ぬ7日前、何度でも君に恋をする』



昼休み。

私たちは四人でお弁当を食べていた。

「そういえばさ、今日の放課後、蒼空って委員会だっけ?」

莉子が尋ねる。

「ああ。ちょっとだけな」

その言葉に、私は箸を止めた。

今までの時間では、蒼空は放課後の委員会が終わったあと、私と帰る途中で事故に遭った。

今日も同じことが起きるとは限らない。

でも、もし同じだったら。

私は蒼空の手をぎゅっと握った。

「……美月?」

「あ、ごめん」

慌てて手を離そうとすると、蒼空が私の手を握り返した。

「大丈夫」

彼は小さな声で言った。

「今日は、委員会が終わったらすぐ連絡する。絶対に一人で帰らない」

「……うん」

陸が不思議そうに私たちを見た。

「なんだよ、二人とも。今日、やけに真剣じゃん」

「ちょっとな」

蒼空が笑ってごまかす。

莉子は何かを察したように、私の顔を見つめた。

「美月。何かあったら、ちゃんと言ってね」

その言葉に、胸がきゅっと締めつけられた。

「……ありがとう、莉子」

今はまだ、全部を話せない。

でも、いつか。

この時間を越えられたら、きっと。