「……もう、絶対に止めさせない」
小さく呟き、私はベッドから飛び起きた。
スマホを見ると、蒼空からメッセージが届いていた。
『おはよう。今日は絶対に無理するなよ』
思わず笑ってしまった。
私が言いたいことを、先に言われてしまったから。
『それ、私のセリフ!蒼空こそ無理しないでね』
すぐに既読がつく。
『わかってる。今日は二人で頑張ろうな』
その一文を見つめて、胸が熱くなった。
今まで、私は一人で蒼空を救おうとしていた。
事故に遭わないように。
病気が悪化しないように。
私の知らないところで、彼が苦しんでしまわないように。
でも、今は違う。
蒼空は私の秘密を知っている。
何度も彼が死んで、何度も私が7月12日に戻ってきたことを。
それでも、彼は私の隣にいてくれる。
だから今度こそ。
二人で、未来を変えるんだ。

