『君が死ぬ7日前、何度でも君に恋をする』



「……ごめん」

その声を聞いた瞬間、私は首を横に振った。

「謝らないで……」

「ごめん」

「蒼空は悪くない……」

「……でも」

蒼空の声が震えた。

「俺、何回も美月を泣かせたんだろ」

私は、蒼空の背中に腕を回した。

「……うん」

「何回も、ひとりにしたんだろ」

「……うん」

「……ごめん」

蒼空の肩が、小さく震えた。

私は初めて知った。

蒼空も、泣くんだ。

私のために。

私が何度も苦しんできたことを知って、泣いてくれるんだ。

「……蒼空」

「……ん」

「もう、死なないでよ」

言ってはいけないとわかっていた。

でも、言わずにはいられなかった。

「お願いだから……もう、私をひとりにしないで」

蒼空は、私を抱きしめる腕に力を込めた。

「……うん」