「……ごめんね」
涙で顔がぐしゃぐしゃになった。
「こんな話、信じられないよね……」
蒼空は、何も言わなかった。
私は俯いた。
やっぱり、信じてもらえない。
そう思った、そのとき。
蒼空の手が、私の頬に触れた。
「……美月」
顔を上げる。
蒼空は、ひどく悲しそうな顔をしていた。
「……そんなに、何回も?」
私は頷いた。
「……うん」
蒼空の瞳が揺れた。
「俺が、何回も死んだの?」
「……うん」
「そのたびに、美月は……」
言葉が途切れた。
私は小さく頷いた。
蒼空は唇を噛んだ。
そして、ゆっくりと私を抱きしめた。

