真剣な声だった。 「最近、ずっと変だよ」 心臓が跳ねた。 「……そうかな?」 「うん」 蒼空は私を見つめた。 「病気のこと知ってから、ずっと俺のこと気にしてるだろ」 「……」 「体育も休めって言うし、体調のこと何回も聞いてくるし。今日だって、ずっと腕掴んでる」 私は何も言えなかった。 「俺のこと心配してくれてるのは、わかってる」 蒼空は少し笑った。 「嬉しいよ。すげえ嬉しい」 その笑顔が、苦しかった。 「でもさ」 蒼空の声が、少しだけ低くなる。 「……何か隠しているだろ」