家に帰ると、スマホに莉子からメッセージが届いていた。
『今日、蒼空くんとどこ行ってたの?』
私は海の写真を送った。
すぐに返信が来た。
『えー!海!?ずるい!夏休みにもいくのに!!ちゃんと行こうね!』
『うん!絶対!』
そのあと、陸からもメッセージが来た。
『お前ら海行ったんだって?一足先にズルいぞ!浮き輪で遊ぼうな!!』
思わず笑ってしまった。
『もちろん!』
四人で海に行く。
来年も、再来年も。
そんな未来を、私は初めて具体的に想像した。
蒼空が生きている未来。
私たちが、当たり前に大人になっていく未来。
一緒に卒業して。
一緒に進路を考えて。
いつか、今日のことを笑いながら思い出す。
「……絶対、そうするから」
あと3日。

