『君が死ぬ7日前、何度でも君に恋をする』



帰り道。

夕焼けが、海の向こうに沈みかけていた。

「今日、来てよかった」

私が言うと、蒼空は頷いた。

「俺も」

「また来たいね」

「うん」

少し歩いたところで、蒼空が立ち止まった。

「……美月」

「ん?」

「ちょっと、聞いてほしいことがある」

私は蒼空を見た。

その表情は、いつもと違っていた。

真剣で、少しだけ不安そうで。

「……なに?」

蒼空はしばらく黙っていた。

そして、ゆっくりと口を開いた。

「俺さ、最近、病院でいろいろ検査してるだろ?」

「……うん」

「先生から、あんまり無理するなって言われてる」

「うん」

「前より、心臓の状態がかなり悪くなってるみたいで」