『君が死ぬ7日前、何度でも君に恋をする』



「……夢?」

目の前にいる蒼空を見つめながら、私は呟いた。

「なにが?」

「だって……」

声が震える。

だって、君は死んだはずなのに。

三日前、私の目の前からいなくなったはずなのに。

どうして、ここにいるの。

「美月?」

蒼空が不思議そうに首を傾げた。

その仕草まで、いつもと同じだった。

私は恐る恐る、蒼空の頬に手を伸ばす。

触れた。

温かかった。

「……っ」

その瞬間、また涙が溢れた。

「え、ちょっと。なんで泣くの?」

「……蒼空」

「うん?」

「本当に、蒼空?」

「いや、俺だけど……」

困ったように笑う君。

その笑顔を見た瞬間、胸の奥がぎゅっと締めつけられた。

会いたかった。

ずっと、会いたかった。

もう一度だけでいいから、君の声が聞きたかった。

君に触れたかった。

なのに。

いざ目の前にいると、何を言えばいいのかわからなかった。