「……絶対に、助けるから」 私は時計を胸に抱きしめた。 「今度こそ、蒼空と一緒に生きる未来をつかむから」 窓の外で、蝉が鳴いていた。 夏は、まだ終わらない。 私たちの時間も、まだ終わらせない。 そう強く願った、そのとき。 スマホが震えた。 蒼空からのメッセージだった。 『今日はありがとな。楽しかった』 私はすぐに返信した。 『私も楽しかった。また明日ね』 少しして、返事が来た。 『うん。また明日』 たったそれだけのやり取りなのに、涙が溢れた。