蒼空が小指を差し出した。
私はその小指に、自分の小指を絡めた。
何度も、何度も、約束してきた。
でも、今度の約束は違う。
死なないで、とは言えなかった。
そんな約束を、蒼空に背負わせたくなかった。
だから、私は願った。
あなたが苦しいとき、私を頼ってくれますように。
あなたが怖いとき、ひとりにならずに済みますように。
そして、いつか。
一緒に、来年の夏を迎えられますように。
あと4日で、7月19日が来る。
何度も繰り返した7月19日。
何度も、蒼空が私をかばって倒れた。
何度も、私だけが生き残って、7月12日に戻った。
そして今回、私は知ってしまった。
蒼空の心臓が、悪くなっていること。
彼が、未来を怖がっていること。
それでも私と一緒にいたいと願っていること。

