来年。
再来年。
蒼空が生きている未来。
私は、その未来を何度も願ってきた。
「……私も、怖いよ」
そう答えると、蒼空がこちらを向いた。
「美月も?」
「うん」
私は少しだけ笑った。
「でも、怖いからって、一緒にいるのをやめたくない」
蒼空は何も言わなかった。
「病気のことを知ったからって、蒼空のことを好きじゃなくなるわけじゃないよ」
「……うん」
「だから、これからも一緒にいたい」
蒼空はゆっくりと頷いた。
「……ありがとな」
そして、少し照れたように笑った。
「俺、もっと頑張るわ」
その言葉を聞いて、私は首を横に振った。
「頑張りすぎないで」
「え?」
「頑張るのもいいけど、ちゃんと休んで。つらいときはつらいって言って」
蒼空は目を丸くして、それから笑った。
「……わかった」
「約束ね」
「約束」

