『君が死ぬ7日前、何度でも君に恋をする』



来年。

再来年。

蒼空が生きている未来。

私は、その未来を何度も願ってきた。

「……私も、怖いよ」

そう答えると、蒼空がこちらを向いた。

「美月も?」

「うん」

私は少しだけ笑った。

「でも、怖いからって、一緒にいるのをやめたくない」

蒼空は何も言わなかった。

「病気のことを知ったからって、蒼空のことを好きじゃなくなるわけじゃないよ」

「……うん」

「だから、これからも一緒にいたい」

蒼空はゆっくりと頷いた。

「……ありがとな」

そして、少し照れたように笑った。

「俺、もっと頑張るわ」

その言葉を聞いて、私は首を横に振った。

「頑張りすぎないで」

「え?」

「頑張るのもいいけど、ちゃんと休んで。つらいときはつらいって言って」

蒼空は目を丸くして、それから笑った。

「……わかった」

「約束ね」

「約束」