7月15日。 カーテンを開けると、夏の光が部屋いっぱいに差し込んできた。 蝉の声がうるさいくらいに響いている。 いつもと同じ朝。 でも、昨日までとは違う。 蒼空が心臓の病気を抱えていることを、私は知った。 ずっとひとりで不安を抱えていたことも。 「……今度こそ、絶対に」 私は小さく呟いた。 今度こそ、蒼空を死なせない。 そのためなら、何だってする。