『君が死ぬ7日前、何度でも君に恋をする』



「……病院?」

二人が同時に振り向いた。

陸の顔が、みるみるうちに青ざめていく。

「あ、いや……」

「蒼空、今日病院に行くの?」

蒼空は私から目を逸らした。

「……ちょっと検査」

「私も行く」

「え?」

「一緒に行く」

「美月、いいって。すぐ終わるから」

「じゃあ、終わるまで待ってる」

蒼空は何か言いかけて、口を閉じた。

その横で、陸が小さくため息をついた。

「……もう、隠し通せないんじゃねえの」

「陸」

「だって、いつまで言わないつもりだよ」

蒼空は黙っていた。

私は二人を交互に見た。

「……何を?」

陸は困ったように眉を下げた。

そして、蒼空を見た。

「蒼空。俺からは言わねえよ。でもさ、もういいだろ」

蒼空はしばらく俯いていた。

やがて、ゆっくりと私を見た。

「……わかった」