『君が死ぬ7日前、何度でも君に恋をする』



私は、机の上に置いていた腕時計を手に取った。

二度目の時間で見た、止まった時計。

そして、三度目の時間でも、同じように止まった時計。

何度繰り返しても、蒼空は私を庇って亡くなった。

事故を避けるだけでは、だめだった。

蒼空の病院検査が関係しているのだろうか。

それとも、私が知らない別の理由があるのだろうか。

わからない。

でも、ひとつだけ確かなことがある。

蒼空は、何かを隠している。

そして、その秘密を知らない限り、私は彼を救えないのかもしれない。

私は時計を胸に抱きしめた。

「……今度こそ、ちゃんと聞くから」

もう、気づかないふりはしない。

蒼空が話してくれるまで、待つだけじゃない。

今度は、私から向き合う。