『君が死ぬ7日前、何度でも君に恋をする』



昼休み。

莉子と陸も交えて、お弁当を食べていた。

「そういえば、蒼空」

陸が唐揚げを頬張りながら言った。

「この前言ってた病院、また行くの?」

その瞬間。

私の箸が止まった。

「……病院?」

思わず聞き返す。

こんな話、今までなかった。

「その話、今しなくてよくない?」

一瞬、空気が止まった。

莉子が不思議そうに蒼空を見る。

「え? 病院って、蒼空くん、どこか悪いの?」

「いや、そういうんじゃないよ」

蒼空は笑って答えた。

「この前の健康診断で再検査必要になっただけ」


莉子は首を傾げたけれど、それ以上は聞かなかった。

私は、何も言えなかった。

検査。

頭の中で、言葉が何度も繰り返される。

蒼空が病院に?

私は、そんなことを知らなかった。

ずっと一緒にいたのに。

彼女なのに。

「……美月?」

蒼空が私を見た。

「どうした?」

私は慌てて笑った。

「ううん。なんでもない」

けれど、心臓の音がうるさかった。