『君が死ぬ7日前、何度でも君に恋をする』



私は、それ以上聞かなかった。

けれど、胸の奥に小さな違和感が残った。

授業中も、蒼空は時々、ぼんやりと窓の外を眺めていた。

いつもなら、私にちょっかいを出してくるのに。

今日は、どこか遠くを見ている。

「……蒼空?」

小さく呼びかけると、蒼空は我に返ったようにこちらを向いた。

「ん?」

「先生、見てるよ」

「うわ、やば」

慌てて黒板を見る蒼空に、私は思わず笑ってしまった。

いつも通りだ。

そう思いたかった。