『君が死ぬ7日前、何度でも君に恋をする』



その日の帰り道、蒼空はいつもより口数が少なかった。

私は何度も話しかけようとしたけれど、結局、何も聞けなかった。

家の前に着くと、蒼空が立ち止まった。

「じゃあ、また明日」

「……うん」

「ちゃんと寝ろよ」

「蒼空もね」

蒼空は笑って、手を振った。

私はその背中を見送った。

本当は、もっと話したかった。

でも、無理に聞き出すことが正しいのか、わからなかった。

蒼空には、蒼空の事情がある。

それでも。

私は、もう何も知らないまま彼を失いたくなかった。