「美月! 起きて!」 目を開けると、蒼空がいた。 7月12日。 4度目の朝。 私は蒼空を見つめた。 生きている。 また、会えた。 でも、もうわかっていた。 事故を避けるだけでは、蒼空を救えない。 私が知らない何かがある。 蒼空がずっと隠している、何かが。 「……蒼空」 「ん?」 「今日、放課後……少し話せる?」 蒼空は、少し驚いた顔をした。 「いいけど。どうした?」 私は、彼の手を握った。 「……聞きたいことがあるの」