『君が死ぬ7日前、何度でも君に恋をする』



また、病院の白い天井。

また、蒼空のお母さんの涙。

また、私の手の中で止まった腕時計。

何度目だろう。

何度、蒼空を失えばいいのだろう。

私は時計を握りしめた。

「……どうして」

声が震える。

「どうして、助けられないの……?」

事故を避けた。

交差点にも近づかなかった。

蒼空と一緒にいた。

それなのに。

どうして、また。

涙が止まらなかった。

「……事故だけじゃ、だめなの?」

誰に向けた言葉なのか、自分でもわからなかった。

「私が知らない何かがあるの……?」

蒼空が最後に言った言葉が、頭の中で繰り返される。