委員会が終わるまで、私は教室で待っていた。
時計の針が進む。
午後5時。
蒼空からメッセージが届いた。
『ごめん、もう少しかかりそう』
私はすぐに返事をした。
『待ってるね』
午後5時半。
窓の外が夕焼けに染まっていく。
私はスマートフォンを握りしめた。
お願い。
早く帰ってきて。
一緒に帰ろう。
そのとき、教室の扉が開いた。
「美月」
蒼空が立っていた。
「……蒼空!」
私は駆け寄った。
「終わったの?」
「うん。待たせてごめん」
「……ううん」
よかった。
間に合った。
私は蒼空の手を握った。
今度こそ、一緒に帰れる。
そう思った。

