『君が死ぬ7日前、何度でも君に恋をする』



その夜。

私はまた、蒼空の腕時計を握りしめていた。

止まった秒針。

変わらない時刻。

「……もう、わからないよ」

涙が落ちる。

事故を避ければいいと思っていた。

一緒にいればいいと思っていた。

でも、違った。

蒼空は、私を守るためなら、自分の命を投げ出してしまう。

だから、ただ事故を避けるだけじゃだめなんだ。

蒼空が私を庇わなくてもいいようにしなきゃいけない。

そして、もうひとつ。

最初にループしたあの日、蒼空が言いかけたこと。

「俺、実は――」

あの続きは、なんだったんだろう。

私は時計を胸に抱きしめた。

「……蒼空」

会いたい。

もう一度、会いたい。