『君が死ぬ7日前、何度でも君に恋をする』




お葬式が終わったあと、私は一人で蒼空の部屋を訪れた。


玄関の扉を開けると、いつもの匂いがした。



洗剤の匂いと、少しだけ甘い柔軟剤の匂い。



それだけで、また泣きそうになる。




「……お邪魔します」




返事がないことに、胸が痛くなった。



いつもなら、すぐに君が出迎えてくれたのに。



『美月、いらっしゃい』




そんな声が、今にも聞こえてきそうだった。



部屋の中は、何も変わっていなかった。



机の上には、読みかけの参考書。



ベッドの横には、私があげた小さなクマのぬいぐるみ。



そして、窓際の棚には、二人で撮った写真が飾られていた。