病院の白い天井を見上げながら、私は呆然としていた。
また、蒼空を失った。
今度は事故の場所を避けた。
一緒に帰った。
あの交差点には近づかなかった。
それなのに。
どうして。
どうして、また。
私が運命を変えようとしたから、事故の日が早まったの?
病室の扉が開き、蒼空のお母さんが入ってきた。
その顔を見た瞬間、私はすべてを悟った。
「……蒼空は?」
声が震える。
お母さんは、ゆっくりと首を横に振った。
「……ごめんね、美月ちゃん」
その瞬間、涙が溢れた。
「……また、なの?」
私は顔を覆った。
「また、私を庇ったの……?」

