『君が死ぬ7日前、何度でも君に恋をする』



あの日。

蒼空が私を庇った場所。

赤信号。

クラクション。

そして、私の腕を引いた蒼空。

思い出しただけで、息が苦しくなる。

「……美月?」

蒼空が足を止めた。

「大丈夫?」

「うん!」

慌てて笑う。

「ちょっと暑いだけ」

「そっか。じゃあ、こっちから帰ろうぜ」

蒼空は交差点とは反対の道を指さした。

「遠回りだけど、日陰多いし」

「……うん!」

私は何度も頷いた。

よかった。

これで、あの交差点には行かなくて済む。

そう思った。