昨日と同じ光景。 昨日と同じ声。 蒼空がいつ亡くなるのかを知っているのに、確認せずにはいられない。 「ほら、早くしないと遅刻するぞ」 「待って、今起きる!」 慌てて布団から出る。 蒼空は玄関で待っていてくれた。 「お待たせ!」 「はいはい。じゃあ行こ」 私は蒼空の手を握った。 昨日と同じように。 けれど、今日はその手を離すのが怖かった。