「おい!そこの男子!席に着け!席替えするぞー!!」
と、担任が言うと、クラス全員がワクワクとした効果音が着きそうな顔で、ピタッと静かになった。みんなが大好きな体育でも完全には静かにならないのに。 そりゃそうだ。一日中机に向かっている学生にとって、席替えは一大イベントだ。担任が、教室をぐるっと見渡して、角に座っている4人の生徒にたつように言う。そして、勝負のじゃんけん大会が始まる。勝った人から順番にくじを引いていく。そして、何よりも重要なのは、このじゃんけんは近くの席の人も巻き込むということだ。勝った人から、ヘビのように順番が決まるので、周りの人からも見逃せない試合ということだ。見るのはすきだが、いざやってみると、このゲームを考えた人はなんて残酷な人なんだろうと思う。一軍の女子や男子だったら全然いい。負けても勝っても盛り上がって終わるだろう。でも、もし嫌われているひとなら。負けても勝っても、好感度は下がる。これほど残酷なじゃんけんはない。
「勝った人から、くじを引きに来い!」
担任の言葉を聞き、私はすぐに勝った人の場所を確かめる。右斜め後ろだ。近い。急がなければみんなを待たせてしまう。そう思い、私はバタバタと席を立ち、くじを引きに行った。引いた紙を見て、私は絶句した。1番後ろの席の1番窓側だったからだ。これじゃあ、次の席替えの時にじゃんけんに参加しなければいけない。
「りーお!!席どーだった?」
と、ひょこっと莉央のくじの紙を覗いたのは、クラスの中で一番仲がいい、小川美咲だ。
「え!!端っこじゃん!!いーなー!!なんでそんな嫌そーなの?」
莉央は引きつっていた笑顔を違和感のない笑顔に咄嗟にもどし、
「え!?全然嫌じゃないよ!!めっちゃ嬉しい!」
といった。
「いーなー。私なんてめっちゃアリーナに近いんだけどー」
と、愚痴をいいながら席に帰って行った。
これでいい。
変な空気を作っては行けない。
莉央は、落ち込んでいたことを顔に出していたのを反省し、もう隠している気持ちがバレないように、1度真顔になり、今度は完璧な笑顔を作った。そして、くじを確認して、その番号のところにガタゴトと机を動かした。すると、机の上に乗っていた消しゴムのバランスが崩れて、落ちてしまった。莉央がどこに行ったのかと探していると、誰かが莉央の方をポンポンと叩いた。
「はい!!」
「これ、あなたのですか?」
「あ!そう!ありがとう!隣の席だね!よろしく!!」
「、、よろしく」
隣の席になったのは、朝倉湊だった。静かで悪い印象もいい印象もないような人だ。それでも、莉央は元気な声で挨拶をした。自分の好感度を下げないように。そして、あわよくば自分のことを好きになってくれるように。
莉央自身自分がそんなことを考えながら、生活していることには気づいていた。だから、そんな自分の行動に気づくと、あとから後悔の念に襲われるのだった。
と、担任が言うと、クラス全員がワクワクとした効果音が着きそうな顔で、ピタッと静かになった。みんなが大好きな体育でも完全には静かにならないのに。 そりゃそうだ。一日中机に向かっている学生にとって、席替えは一大イベントだ。担任が、教室をぐるっと見渡して、角に座っている4人の生徒にたつように言う。そして、勝負のじゃんけん大会が始まる。勝った人から順番にくじを引いていく。そして、何よりも重要なのは、このじゃんけんは近くの席の人も巻き込むということだ。勝った人から、ヘビのように順番が決まるので、周りの人からも見逃せない試合ということだ。見るのはすきだが、いざやってみると、このゲームを考えた人はなんて残酷な人なんだろうと思う。一軍の女子や男子だったら全然いい。負けても勝っても盛り上がって終わるだろう。でも、もし嫌われているひとなら。負けても勝っても、好感度は下がる。これほど残酷なじゃんけんはない。
「勝った人から、くじを引きに来い!」
担任の言葉を聞き、私はすぐに勝った人の場所を確かめる。右斜め後ろだ。近い。急がなければみんなを待たせてしまう。そう思い、私はバタバタと席を立ち、くじを引きに行った。引いた紙を見て、私は絶句した。1番後ろの席の1番窓側だったからだ。これじゃあ、次の席替えの時にじゃんけんに参加しなければいけない。
「りーお!!席どーだった?」
と、ひょこっと莉央のくじの紙を覗いたのは、クラスの中で一番仲がいい、小川美咲だ。
「え!!端っこじゃん!!いーなー!!なんでそんな嫌そーなの?」
莉央は引きつっていた笑顔を違和感のない笑顔に咄嗟にもどし、
「え!?全然嫌じゃないよ!!めっちゃ嬉しい!」
といった。
「いーなー。私なんてめっちゃアリーナに近いんだけどー」
と、愚痴をいいながら席に帰って行った。
これでいい。
変な空気を作っては行けない。
莉央は、落ち込んでいたことを顔に出していたのを反省し、もう隠している気持ちがバレないように、1度真顔になり、今度は完璧な笑顔を作った。そして、くじを確認して、その番号のところにガタゴトと机を動かした。すると、机の上に乗っていた消しゴムのバランスが崩れて、落ちてしまった。莉央がどこに行ったのかと探していると、誰かが莉央の方をポンポンと叩いた。
「はい!!」
「これ、あなたのですか?」
「あ!そう!ありがとう!隣の席だね!よろしく!!」
「、、よろしく」
隣の席になったのは、朝倉湊だった。静かで悪い印象もいい印象もないような人だ。それでも、莉央は元気な声で挨拶をした。自分の好感度を下げないように。そして、あわよくば自分のことを好きになってくれるように。
莉央自身自分がそんなことを考えながら、生活していることには気づいていた。だから、そんな自分の行動に気づくと、あとから後悔の念に襲われるのだった。
