唇にロマンス



「すきか?」



「すきよ」




「俺寝そう…」




「私も……寸秒で落ち……そ」




「寝たな」





確認の声が夢の中まで降りてきた。





「寝たわ」と私もつい零したのは呼吸を合わせたくて。



寝言を言った。




論じるのはあたしの愛だけよ、と、




至福に至った経過だった──。



最後に赤い唇にキス。


唾液がいっぱい。身体中濡らした。


柔らかくなった表情にはいつもの私は去った。




唇にロマンス──