南署に戻ったあたしは、当直室の机に座った。
「…………」
目の前には、カップラーメン。
そして。
ぺちゃんこの豚まん。
「かわいそうに……」
そっと指で形を整えてみる。
戻らない。
「痛かったよねぇ……」
「誰と喋ってんだ?」
「うわっ!」
顔を上げると、大山先輩が立っていた。
「びっくりさせないでくださいよ!」
「いや、こっちがびっくりするわ」
大山先輩は、あたしの手元を見る。
「……なんだ、それ」
「あたしの豚まんです」
「見りゃ分かる」
「襲われたんです」
「豚まんが?」
「はい」
「…………お前じゃなくて?」
「はい」
大山先輩は、両手を合わせると
「それはそれは、ご愁傷さまです」
と、言った。
あたしも、両手を合わせた。
「…………」
目の前には、カップラーメン。
そして。
ぺちゃんこの豚まん。
「かわいそうに……」
そっと指で形を整えてみる。
戻らない。
「痛かったよねぇ……」
「誰と喋ってんだ?」
「うわっ!」
顔を上げると、大山先輩が立っていた。
「びっくりさせないでくださいよ!」
「いや、こっちがびっくりするわ」
大山先輩は、あたしの手元を見る。
「……なんだ、それ」
「あたしの豚まんです」
「見りゃ分かる」
「襲われたんです」
「豚まんが?」
「はい」
「…………お前じゃなくて?」
「はい」
大山先輩は、両手を合わせると
「それはそれは、ご愁傷さまです」
と、言った。
あたしも、両手を合わせた。



